アラフィフオヤジ
令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ試験 問4を解いてみましょう。
テクノロジ系 >> データベース >> トランザクション処理
問題
B+木インデックスが定義されている候補キーを利用して、1件のデータを検索するとき、データ総件数Xに対するB+木インデックスを格納するノードへのアクセス回数のオーダーはどれか。
ア √X
イ log X
ウ X
エ X!
解説
アラフィフオヤジ
答えは 「イ」です。
B+木インデックスの検索は、根から始めて、葉までポインタをたどっていきます。葉に到達するまでに経由するノード数は、B+木の深さになります。
B+木の深さは、データ総件数Xと、B+木の次数bによって決まります。次数bが固定されている場合、深さは次式で表されます。
h = log_b X
したがって、データ総件数Xに対するB+木インデックスを格納するノードへのアクセス回数のオーダは、log Xとなります。
なお、B+木インデックスの深さは、データ総件数が少ない場合は浅く、データ総件数が多い場合は深くなります。そのため、X!のような、Xに比例しないオーダはありえません。