アラフィフオヤジ
令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ試験 問3を解いてみましょう。
テクノロジ系 >> データベース >> データベース方式
問題
概念データモデルの説明として、最も適切なものはどれか。
ア 階層モデル、ネットワークモデル、関係モデルがある。
イ 業務プロセスを抽象化して表現したものである。
ウ 集中型DBMSを導入するか、分散型DBMSを導入するかによって内容が変わる。
エ 対象世界の情報構造を抽象化して表現したものである。
解説
アラフィフオヤジ
概念データモデルは、対象世界の情報構造を抽象化して表現したものです。
アは、論理データモデルの説明です。
イは、業務プロセスを表現するのは業務フロー図です。
ウは、データベースの種類によって内容が変わるのは、物理データモデルです。
したがって、正解は「エ」です。
具体的には、概念データモデルは、データベース化の対象となる実世界のデータ構造とその制約を表したものです。
データベース化の対象となる実世界とは、企業や組織の業務やシステムが対象となります。
データ構造とは、データの属性(性質)とそれらの関係を表したものです。
制約とは、データの整合性や一貫性を保つためのルールを表したものです。
概念データモデルは、データベースの設計の第一段階として作成されます。
概念データモデルの作成によって、対象となる実世界の情報構造を理解し、データベースの設計の方向性を決定することができます。