アラフィフオヤジ
令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ試験 問17
テクノロジ系 >> データベース >> トランザクション処理
問題
二つのトランザクションT1とT2を並列に実行した結果が、T1の完了後にT2を実行した結果、又はT2の完了後にT1を実行した結果と等しい場合、このトランザクションスケジュールの性質を何と呼ぶか。
ア 一貫性
イ 原子性
ウ 耐久性
エ 直列化可能性
解説
アラフィフオヤジ
正解は「エ」です。
直列化可能性とは、複数のトランザクションを並列実行した結果が、1つずつを順番、すなわち直列に実行した結果と同じになる性質です。
ア 一貫性は、データベースの整合性に関する性質です。
イ 原子性は、トランザクションの完了がすべて成功するかすべて失敗するかのどちらかになる性質です。
ウ 耐久性は、トランザクションがコミットされた後は、データベースの変更が永続的に保持される性質です。
したがって、二つのトランザクションT1とT2を並列に実行した結果が、T1の完了後にT2を実行した結果、又はT2の完了後にT1を実行した結果と等しい場合、このトランザクションスケジュールの性質は、直列化可能性となります。