アラフィフオヤジ
令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ試験 問22を解いてみましょう。
マネジメント系 >> システム監査 >> システム監査
問題
販売管理システムにおいて、起票された受注伝票の入力が、漏れなく、かつ、重複することなく実施されていることを確かめる監査手続きとして、適切なものはどれか。
ア 受注データから値引取引データなどの例外取引データを抽出し、承認の記録を確かめる。
イ 受注伝票の入力時に論理チェック及びフォーマットチェックが行われているか、テストデータ法で確かめる。
ウ 販売管理システムから出力したプルーフリストと受注伝票との照合が行われているか、プルーフリストと受注伝票上の照合印を確かめる。
エ 並行シミュレーション法を用いて、受注伝票を処理するプログラムの論理の正確性を確かめる。
解説
アラフィフオヤジ
受注伝票の入力が漏れなく、かつ、重複することなく実施されていることを確かめるには、入力された受注伝票と起票された受注伝票が一致していることを確認する必要があります。そのためには、販売管理システムから出力したプルーフリストと受注伝票との照合を行うことが最も有効な方法です。
アは、例外取引データの承認を確かめることで、入力漏れや重複の可能性を低減することができますが、漏れや重複を完全に排除することはできません。
イは、入力時に論理チェックやフォーマットチェックが行われていることを確認することで、入力の誤りを検出することができますが、入力漏れや重複を完全に排除することはできません。
エは、並行シミュレーション法を用いて、受注伝票を処理するプログラムの論理の正確性を確かめることができますが、入力漏れや重複を直接検出することはできません。
したがって、正解は「ウ」です。
