令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ試験 問11

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アラフィフオヤジ
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令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ試験 問11を解いてみましょう。

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問題

関係Rと関係Sにおいて、R÷Sの関係演算結果として、適切なものはどれか。ここで、÷は商演算を表す。

R

商品
Aa
Ab
Ba
Bb
Bc
Cc
Dc
Dd
Ed
Ee

S

商品
a
b
c

A
A
B
B
B
C
D

A
B
C
D

B

E

解説

アラフィフオヤジ
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関係代数において、商演算 R ÷ S(RディバイドS)は、RにおいてSが「何を持っているか」を見つけ出す操作です。商演算の結果は、「Rの中でSの全ての組を持つ、他の属性の組み合わせ」を表します。

この例で説明すると、関係Rが持つ(店、商品)の組と関係Sが持つ(商品)の組を比較し、Sの全ての商品を持っている店を見つけることになります。

Sには商品a, b, cがありますので、全ての商品a, b, cを扱っている店を求めることになります。

R ÷ S を計算すると、以下の通りです。

  • 店Aは商品aとbしか持っていないので、条件を満たさず。
  • 店Bは商品a, b, cを持っているので、条件を満たす(商品a, b, c全てを持っている)。
  • 店Cは商品cしか持っていないので、条件を満たさず。
  • 店Dは商品cとdしか持っていないので、条件を満たさず。
  • 店Eは商品dとeしか持っていないので、条件を満たさず。

したがって、商品a, b, c全てを持っているのは店Bのみです。したがって、正解は「」になります。