令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ試験 問17

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アラフィフオヤジ
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令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ試験 問17を解いてみましょう。

テクノロジ系 >> ソフトウェア開発管理技術 >> 開発プロセス・手法

問題

組み込みシステムのソフトウェア開発に使われるIDEの説明として、適切なものはどれか。

ア エディター、コンパイラ、リンカ、デバッガなどのが一体となったツール

イ 専用のハードウェアインターフェースでCPUの情報を取得する装置

ウ ターゲットCPUを搭載した評価ボードなどの実行環境

エ タスクスケジューリングの仕組みなどを提供するソフトウェア

解説

アラフィフオヤジ
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正解は「」です。組み込みシステムのソフトウェア開発に使われるIDEは、エディター、コンパイラ、リンカ、デバッガなどの開発ツールを一体化したものです。これらのツールは、組み込みシステムの開発に必要な基本的な機能を提供します。

イは、組み込みシステムの開発に必要なインサーキットエミュレーターの説明です。CPUの機能を専用ハードウェア上でエミュレートする装置です。CPUのレジスタやメモリ、周辺回路などの情報を取得することができ、プログラムの動作をリアルタイムで監視・制御することができます。

ウは、組み込みシステムの開発に必要なターゲットボードの説明です。組み込みシステムのソフトウェア開発の初期段階で、基板の製造や調達にかかる時間とコストを削減するために使用されます。また、開発の初期段階からソフトウェアの動作を確認できることから、ソフトウェアの開発と動作確認を効率的に行うことができます。

エは、RTOS(Real-Time Operating System)の説明です。RTOSにおいて、時間制約を満たすようにタスクを実行するためのOSです。RTOSには、タスクスケジューリングの仕組みが組み込まれており、リアルタイムシステムの開発に必要な機能を提供します。

したがって、組み込みシステムのソフトウェア開発に使われるIDEの説明として、適切なのはです。

なお、組み込みシステムのIDEには、ターゲットCPUや開発環境に合わせて、様々な種類があります。また、IDEには、開発環境の提供だけでなく、開発プロセスの効率化や品質向上を支援する機能も搭載されています。