令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ試験 問21

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アラフィフオヤジ
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令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ試験 問21を解いてみましょう。

マネジメント系 >> サービスマネジメント >> サービスの運用

問題

フルバックアップ方式と差分バックアップ方式とを用いた運用に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 障害からの復旧時に差分バックアップだけ処理すればよいので、フルバックアップ方式に比べ、差分バックアップ方式は復旧時間が短い。

イ フルバックアップのデータで復元した後に、差分バックアップのデータを反映させて復旧する。

ウ フルバックアップ方式と差分バックアップ方式とを併用して運用することはできない。

エ フルバックアップ方式に比べ、差分バックアップ方式はバックアップに要する時間が長い。

解説

アラフィフオヤジ
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フルバックアップ方式と差分バックアップ方式は、バックアップの手法の一つであり、それぞれの特徴があります。フルバックアップ方式は、毎回データ全体のバックアップを行う方式で、復旧時間は短くなりますが、バックアップに要する時間は長くなります。一方、差分バックアップ方式は、定期的にフルバックアップを行い、次のフルバックアップまでの期間は、フルバックアップ以降に変更のあったファイル (差分)だけを記録していく方式です。バックアップ時間は短くて済みますが、復旧はフルバックアップの適用→差分バックアップを適用という流れになるので、フルバックアップ方式と比較して作業時間がかかります。また、差分バックアップ方式を採用している場合は、フルバックアップの適用後、さらに差分バックアップを適用して復旧することになるので、フルバックアップ方式のみで運用する場合よりも復旧時間は長くなります。
よって、正解は「」になります。