令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ試験 問19

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アラフィフオヤジ
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令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ試験 問19を解いてみましょう。

マネジメント系 >> プロジェクトマネジメント >> プロジェクトの時間

問題

プロジェクトのスケジュールを短縮したい。当初の計画は図1のとおりである。作業Eを作業E1、E2、E3に分けて、図2のとおりに計画を変更すると、スケジュールは全体で何日短縮できるか。

ア 1

イ 2

ウ 3

エ 4

解説

アラフィフオヤジ
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プロジェクトのスケジュールを短縮するために、本来は順番に行うべきタスクを並行して進める方法をファストトラッキングと言います。
ファストトラッキングは、通常、プロジェクトの遅延を回避するために使用されます。しかし、プロジェクトの計画段階で、スケジュールを短縮するために意図的に使用することもできます。

ファストトラッキングを実施する際には、次のような注意点があります。

  • タスク間に依存関係がある場合は、ファストトラッキングができません。
  • タスクを並行して進めることで、作業量が増え、品質やコストに影響を与える可能性があります。
  • チームメンバーの負担が増大する可能性があります。

ファストトラッキングを実施する際には、これらの注意点を考慮し、慎重に判断する必要があります。
今回の問題では、図1の当初の計画のクリティカルパスは「A→B→E→H→I」となるため、全体の完了日数は「5+6+9+4+2=28(日)」です。

図2の変更後の計画では、クリティカルパスにあった作業E(9日)がファストトラッキング法で「E2→E3」の完了日数が「4+2=6日」に短縮されています。作業Eが短縮されたことでクリティカルパスが「A→B→D→G」に移るため、全体の完了日数は「5+8+7+7=27(日)」になります。

よって、全体のスケジュールは1日だけ短縮されるため、正解は「」です。